はじめに|スキンケア、頑張っているのに肌が不安定?
「しっかり洗って、しっかり保湿しているのに肌荒れする」
「スキンケアを増やすほど、調子が悪くなる気がする」
そんな悩みを抱える人が、ここ数年で急増しています。
2025年の美容トレンドとして注目されているのが、“落とす美容”。
これは「汚れを完璧に落とす」のではなく、肌に必要なものは残し、不要なものだけを落とす考え方です。
実は、美肌を遠ざけている原因は「塗りすぎ」よりも「落としすぎ」かもしれません。
「落とす美容」とは?|素肌力を育てる発想
● 素肌力とは?
素肌力とは、
- 肌のバリア機能
- 自らうるおう力
- 外部刺激から守る力
これらがバランスよく働いている状態のこと。
洗顔やクレンジングは、この素肌力を高めることも、壊すこともある重要なステップです。
● 2025年は「攻めない美容」が主流
近年は
- レチノール
- ピーリング
- 高濃度美容液
など“攻めのケア”が流行しました。
その反動として今は、肌を休ませる・育てるケアが支持されています。
実は逆効果?やりがちなNG洗顔・クレンジング習慣
① 朝晩しっかり泡洗顔
朝の肌は、寝ている間に分泌された皮脂と汗が少しある程度。
毎朝洗顔料を使うことで、必要な皮脂まで奪ってしまうケースも。
👉 朝は「ぬるま湯洗顔」だけで十分な人も多いです。
② クレンジング=強くなじませるもの
「メイクはしっかり落とさなきゃ」と、
ゴシゴシなじませていませんか?
摩擦は
- くすみ
- 乾燥
- シミの原因
につながります。
クレンジングは“落とす”ではなく“浮かせる”意識が大切。
③ 洗い上がりの“キュッ”が好き
一見さっぱりして良さそうですが、
これは肌のうるおいが失われているサイン。
洗い上がりは
✔ つっぱらない
✔ しっとり感が残る
これが理想です。
肌タイプ別|正しい「落とし方」ガイド
● 乾燥肌・敏感肌
- クレンジング:ミルク・クリームタイプ
- 洗顔:低刺激・弱酸性
- 朝洗顔:ぬるま湯のみもOK
👉 「落としすぎない」が最優先。
● 脂性肌・混合肌
- クレンジング:ジェル・バーム
- 洗顔:皮脂を落としすぎない処方
- Tゾーンだけ洗顔料を使うのも◎
👉 全顔同じケアをしないのがコツ。
● メイクが濃い日
- ポイントメイクは専用リムーバー
- 全顔クレンジングで無理に落とさない
👉 肌負担を分散させることで、素肌力が守られます。
素肌力が上がる!正しい洗顔・クレンジングの基本ルール
✔ クレンジングは手が肌に触れないくらいの圧
✔ すすぎは32〜34℃のぬるま湯
✔ タオルは押さえるだけ
✔ 洗顔時間は30秒〜1分以内
「丁寧=時間をかける」ではありません。
短く、優しく、必要最小限が正解です。
「落とす美容」を続けた人の変化
- 肌の赤みが出にくくなった
- 化粧水の入りが良くなった
- ファンデーションが薄くなった
- 夕方のくすみが減った
これは、肌本来の働きが戻ってきた証拠。
まとめ|スキンケアは“引き算”でうまくいく
美肌をつくるために必要なのは、
✔ たくさんのアイテム
✔ 強い成分
✔ 完璧な洗浄
ではありません。
「やりすぎない勇気」こそが、2025年の美肌習慣。
まずは今日の洗顔から、
少しだけ“落としすぎ”を見直してみませんか?
